文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞(寺尾教員)

4/17 平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞受賞 

平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を、創造工学部 准教授・微細構造デバイス統合研究センター 副センター長の寺尾京平教員が受賞いたしました。

文部科学省では、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術の水準の向上に寄与することを目的として、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しています。「若手科学者賞」は萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者が対象です(応募者数300名、授賞者数99名)。 表彰式は、平成30年4月17日(火)に行われました。
詳しくは文部科学省のホームページをご覧ください。http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/04/1403097.htm

 

受賞業績名「マイクロナノデバイスによる単一細胞単一分子解析の研究」
単一細胞や単一生体分子に着目した研究は、従来のバルク実験の集団平均された結果とは質的に異なる知見が得られるため、近年高い注目を集めているが、これらの極微少なサンプル群を、生体内環境に近い溶液中でダメージなく個別に扱うことは技術的に困難であった。寺尾准教授は、マイクロ/ナノメートルサイズの超微細加工技術を用いて、様々な機能を有したデバイスを開発し、1個の細胞や1個の生体分子の液中個別操作を実現した。今後、新たな研究ツールとして単一細胞・単一分子解析の実現を通して、バイオ・医療分野の発展に貢献することが期待される点で評価された。